vol.8 フィリピンの抱えている問題

貧富の差がある

フィリピンといえば経済成長をしているイメージを持っている方が多いでしょう。
かつての日本のようにこれからのフィリピンに対して明るいイメージを持っている方も少なくありません。
確かにフィリピンが経済成長を果たしていることは事実なのですが、だからといって問題がないわけではないです。

フィリピンの都心部にはどんどん高層ビルが立ち並んでおり、マンションもできて、大型のショッピングモールができるなど、日本では当たり前の光景がフィリピンでも広がるようになっています。
その一方、フィリピン人の中には未だに貧困を強いられている方達はたくさんいます。
むしろ、大部分のフィリピン人達は未だに貧困状態にいるのです。

フィリピンを訪れると必ず見ることになるのがトタンや廃材などを用いて作られた今にも崩れそうな家です。
また、路上には物乞いをしている人達がたくさんいて、子供達が路上生活を送っていることも珍しくありません。
小学校を出たばかりの子供達がメイドとして雇われていくことも多いです。

かなりの薄給で休みもなく毎日仕事を強制されてしまうのです。
学校へ行くこともできず、まともな教育を受けられない状態でメイドとしてこき使われてしまいます。
このような子供達は将来大きくなったとしても、まともに仕事をすることは非常に困難です。
将来の生活に対して不安を抱いているフィリピン人の方はたくさんいます。

フィリピンの問題を解決するためには

フィリピン人の中には一方では日本の普通のサラリーマンと同じぐらいの収入を稼いでいるエリートがいるのですが、一方では極貧生活を強いられている方達がいます。
この両者の差は一体どこから生じるのでしょうか。
それはやはり教育による問題でしょう。

フィリピンでは最近になってやっと高校までの12年間が義務教育化されました。
しかし、義務化されたとしても未だにまともに学校へ行くことができない子供達はたくさんいます。
家族を支えるためにも小さなうちから仕事をしなければいけない子供は多いのです。

仮に大学まで進学したとしても、そこで優秀な成績を残さなければ一流企業へ就職することは困難でしょう。
また、大学へ進学させるためにはお金がかかってしまうため、そのための資金を用意しなければいけません。
貧困で苦しんでいる家庭がそのようなお金を用意できるわけがないでしょう。

仮に公立の高校を卒業させたとしても、そこから高収入を得ることは非常に困難です。
海外に出稼ぎに出ればいいと考える方がいるかもしれませんが、それにはそれなりのスキルが必要であり、お金もかかってしまいます。
これからもフィリピンは人口が増え続けて、経済も発展していくことが予想できますが、それにともなって貧困問題も深刻化していくでしょう。
早急に対策を考えていく必要があります。