アポ山

フィリピンの最高峰、マノボの聖地と呼ばれる

フィリピンの人たちからすれば、世界最高峰と思われていたアポ山、フィリピン人が初めてエベレストの登頂に成功し、アポ山が世界最高峰ではないと認めたがそれでもフィリピンの人たちの心に息づく最高峰の山、それがアポ山です。
アポ山の登山口はダナオ子ども図書館のあるキダパワンです。
世界中の登山家が訪れる場所であっても、極上で美しい大自然が残されている場所です。
うっそうと生い茂る原生林は、太古のままといったイメージで、これから厳しい登山が待ちうけているという事を強く感じさせます。

手つかずの大自然、世界でもこうした場所は年々減少しています。
大自然がそのままになっているところ、つまり人の手が加えられていないところだからこそ、現地ガイドが必須です。
複雑な狩猟道、けもの道が交錯している場所が多いので、この森を知らない人だけで登山すればたちまち迷ってしまいます。

活火山のため山頂は複雑な山を見せる

フィリピン人が崇拝する山、アポ山は活火山であり、下から眺めると日本の八ヶ岳を連想させるイメージです。
しかし実は7つの岩峰が取り巻いている複雑な作りしていて、まさしくガイド無くしては登ってくることができない山という事を感じさせます。

岩峰それぞれに独自のピークが形成されていて、そこにはいくつもの噴火口があります。
こうした噴火口を見ると活火山であることを認識させますが、頂上に到着すると、眼下にはダバオの街、さらにジェネラルサントスの山まで遠くに見ることができるという絶景です。

山頂付近まで来ると野生のブルーベリーが群生し、この山に暮らす生き物たちに恩恵を与えている山なのだという事も痛感させます。
野生のブルーベリーの実は非常に大きく、日本ではまずお目にかかれないほど極上のブルーベリーです。

噴火口は神秘そのもの、地球の息吹を感じます

活火山として命をたぎらせているアポ山、その頂上に行くと、神がかり的な景色を堪能できます。
また噴火口は至るところから煙が立ち上り、硫黄の香りがつんと鼻を刺します。
噴火口で思わず感動の声をあげたくなりますが、現地の人は声をあげてはならないといいます。
ここには妖精が暮らしていると信じられていて、大きな声をあげると妖精が気づき、向こうの世界に引っ張っていくというのです。

宿泊は山頂のカルデラの泊り場を利用します。
ガイドさんがマノボ伝統の現地料理をふるまってくれます。
登山をする外国人たちは皆、装備をしっかり整えて登りますが、現地のガイドさんたちは裸足、ゴムぞうりで登っていきます。
同じ時代に生きてきた同じ人類と思えないほど、彼らはたくましく、ガイドさんたちとのふれあいもまた、このアポ山の登山の素晴らしいところでしょう。

タール湖

最も美しいティラピアが暮らすタール湖

マニラから南に70キロほどの位置にあるタール火山のカルデラ湖、タール湖は美しい湖です。
周囲約40キロ、面積は250平方キロにわたる湖で、標高700mほどの外輪山の頂上部には知名度の高い避暑地タガイタイがあります。
このタール湖の中に世界最小級といわれる活火山タール火山があり、この火山の火口にも湖があり、二重カルデラ構造という湖です。

タール湖の火山は三つ、そのうち一つだけが活火山です。
タール湖にはフィリピンで最も美しいといわれるティラピアが生息しています。
ティラピアはフィリピンの食卓によく上る食材でもあり、養殖もおこなわれています。
一般的な食材でフィリピンではなじみの深い魚です。

タール湖へ行こう

タール湖に行く途中、かなり土埃の舞う中を馬に乗って進んでいくため、マスク、それにミネラルウォーターは必須です。
馬に乗って山を進むなんて経験は、日本でほとんどできないことですが、道中、馬が弾みを付けないと登れないという場所もあり、日本人にとってはかなりスリリングに感じられるかもしれません。

途中、美しい景色を見られるのですが、つかまっていないと危険です。
カメラで景色を撮りたいと思いますが、ここは安全第一で進みます。

埃がかなり舞うのでマスクは必須ですし、途中売店がありお水が売られていますが、かなり高いので登る前に購入しておく方がいいでしょう。
馬に乗って30分ほどすると展望台に到着します。
登山といっても馬にまたがっていくのでスリルがあってもラクチンです。
展望台に到着すると即座にタール火山のタール湖が目の前に広がります。
エメラルドグリーンに輝く美しい湖です。

煙立ち上る場所があり活火山を感じる

展望台から見ると、ところどころに活火山らしい煙立ち上る様子が見られ、地球は生きているんだなという事を実感します。
エメラルドグリーンは深い色で、吸い込まれそうに美しく輝いています。

展望台には売店がありお土産用のTシャツなども売られています。
下る際、歩いてみてもいいでしょう。
馬に乗っても歩いて降りても料金は変わりません。

一般的なタール湖展望台コースは一人8100ペソくらいです。
朝9時ごろタール湖に到着、展望台に上る、バンカボートに乗って出発し、火山に到着してから馬に乗り登山、展望台までは片道30分ほどのコースです。
火口まで行く場合、60分かかります。
火山島からタール湖に出発し、タール湖畔でランチを頂き15時には終わるツアーです。

この料金に含まれているのはマニラからの往復の送迎、タール湖のボート料金、火山島でのホースライド(馬に乗る費用)費用、トレッキングガイド料金、ランチ費用です。
こうしたツアーに参加すると、どのような火山なのかトレッキングガイドが説明してくれるので、利用する方がより楽しさが増します。

マインズ・ビュー・パーク

観光客が必ず訪れる場所

ベンゲット山脈の山並みを見渡せる風光明媚な公園、それがマインズ・ビュー・パークです。
ベンゲット山脈は最高1500m級の山並みです。
その美しい山並みはまさしく圧巻、ここはバギオ市内の東端に位置する観光客が必ず訪れるという場所です。

マインズとは鉱山の事で、このマインズ・ビュー・パークは、鉱山展望台という意味です。
バギオの北方向、隣にあるベンゲット州イトゴン市は、鉱山の採掘場がある町として知られている街で、この鉱山を眺めることができるのが、マインズ・ビュー・パークなんです。

バギオという町は20世紀の初め、アメリカの植民地支配を受けていたところで、その中で鉱山開発の拠点となっていました。
その当時、鉱山開発で繁栄を極め、非常に豊かな町です。

現在、エコ、地球環境保全という事から、鉱山開発によって環境破壊が進むと大きな問題となっているのですが、バギオに暮らす人々にとっては生活の大きな糧、となっているのですから、ただ鉱山開発の地を望遠鏡でのんびり眺めるという気持ちにはならないでしょう。
ここに暮らす人からすると、ここは生活の場、お金を稼ぐ場所となっていますが、世界から訪れる観光客から見れば、美しい自然と鉱山開発の状態を見ることができる非常に珍しい場所なんです。

マインズ・ビュー・パークに行くならバギオでお土産を

マインズ・ビュー・パークに行くならバギオでお土産を買うという事を楽しんでいただきたいです。
非常に残念なことに、昔バギオの街で見ることが出来た昔ながらのお土産屋さんは姿を消して、新築されたビルの中に入っています。

お土産屋さんが立ち並ぶ雑多な風景は、まさしくフィリピン文化!というイメージがあり、観光客にとってはその町並みが魅力だったので、非常に残念です。
しかし、数店舗、有名店が残されているので、ぜひ、立ち寄ってほしい場所です。
この地域の手工芸品を販売するアンティーク店の老舗があったり、全国チェーンのお土産屋があったり、山岳民族の伝統工芸品、民芸品をゲットできるお店などがあります。

修道院のお土産ショップもここ地域の人気スポットで、添加物なしのジャム、クッキーなどは非常に高い人気を誇っていますし、紫いもで作ったウベジャムはほんのり甘くて本当においしい逸品です。
ここにはマニラからの観光客がこのウベジャムを求めて大行列を作っています。

底から離れOut Look Driveという方向に進むと松の木が見えてきます。
ここには古い松の木、立ち枯れした松の木から、イブカオ族の木彫り職人とコラボして作った美しい彫刻作品があります。
非常に美しく、素朴でここでしか見られない技法によってつくられているものなので、ぜひ、立ち寄ってみましょう。

コロン島

フィリピン最後の楽園、透き通る海が美しすぎるコロン島

フィリピンの最後の楽園と称されるコロン島は、透明度の高い海、美しい自然が魅力の島です。
フィリピンのパラワン州に属し、マニラからもほど近いため、多くの方がこの海に訪れます。

この地は、戦争の影響を受けた地でもあるため、太平洋戦闘中にこの海に沈んでしまった沈没船を今も見ることができます。
ここは海の生物の宝庫となっている場所でもあり、ダイビングスポットとしても有名です。

コロン島へ行こう

コロン島はブスアンガ空港からのフライトと、マニラからのフライトがあります。
マニラからはエアフィリピンズ、セブパシフィック、ゼストエアの3社があり、1時間程度で到着します。
最近はセブ島からもアクセスできるようになり、セブパシフィックによるフライトがあります。

空港からは高級ホテルに宿泊される場合、お迎えがきますが、コロン島に行く現地ツアーを利用する場合、相乗りバンを利用する事が一般的です。
コロンの町まで到着するまでに、小さな町を通過します。
こじんまりとしていて、いまだ大きな開発が進んでいない街の様子が見られます。
観光の拠点となっているコロンの街も同じように小さく、癒しを感じる街です。

コロン島ツアーへ参加してみよう

コロン島のツアーは現地に沢山あるので、コースやプランによって利用されるといいでしょう。
例えばあるツアーでは、まず、お目当ての場所に行く前に、アトゥワヤンビーチに立ち寄ります。
フィリピンは各地域に美しい海がありますが、アトゥワヤンビーチもエメラルドグリーンの海、白い砂浜が魅せる最高の色をした海です。

小さい南国らしい海の家のような建物が少し、ツアーではここでランチタイムとなり、フィリピン料理がふるまわれます。
フィリピンの海で取れた新鮮な魚介類、豚肉などを炭火で焼いていただきます。
非常にシンプルな料理ですが、美しいビーチを目の前にバーベキュー気分に浸れます。

ランチの支度もボートマンやガイドさんがしっかりしてくれるので、安心です。
現地のツアーはこういうサービスも含まれているので楽しいです。

ボートに乗っていざ出発、途中いくつかのきれいな島を通ります。
時間があるツアーなら上陸可能という所もあり、余裕がある方は、じっくりこうした小さい島々を見て回るのもいいでしょう。

コロン島バラクーダレイクに到着

コロン島には11もの湖があり、その一つがバラクーダレイクです。
11の湖のうち、公開されているのは9つ、その一つがバラクーダレイクです。
他の湖は切り立った岸壁を登っていなければならないとか、危険なルートを通らなくてはならないという事で、一般の方は立ち入りが禁止され、公開されていないという事です。

バラクーダレイクは海の近くで一般公開されています。
淡水と海水が維持まじっているブラキッシュウォーターの湖で、上層部と中層部が淡水、残りの最下層3割が海水です。
しかも水温が38℃から40℃と、温泉?と思うくらいの水温なので、ここでシュノーケリングをしても体が冷えてしまうといこともなく快適です。
崖の上から太陽光が降り注ぎ、まるで天国のような風景を見ることができる場所です。

マラパスクア島

フィリピンを代表するリゾートへ

セブ島の北、あまり遠くない距離にある小さい島がマラパスクア島です。
この島はとても小さく、東西に1キロメートル、南北に2.5キロメートルしかありません。
近年、ライフラインが整備されましたが、少し前まで電気すら通っていない場所も多く、また通っていても使えないところがあるといった状況でしたが、今はリゾートアイランドとして変化しつつあります。

7,000人ほどの人口、島民の多くが漁業などをしながら生計を立てています。
家計を助けるため鶏や家畜などを育て、その中で自給自足に近い生活を送っている、自然の島です。
フィリピンというと治安が悪いという事が気になりますが、非常に小さい島、という事で治安もよく、ホテルにすらガードマンが必要ないとされ、フィリピンでは非常に珍しい場所でもあります。

ダイビングのメッカとなりつつあるマラパスクア島

セブは世界中からダイバーが集まります。
美しい海と美しい景色を堪能できる場所として、各国のセレブも集まる地域ですが、マラパスクア島も次第にそうなりつつあります。

マラパスクア島は1年中ウェットスーツを着てダイビングを楽しめる場所でもあり、ハイシーズンともなると多くのダイバーがこの島を訪れ、南国独特の海を楽しんでいます。
雨期はスコールがありますが、この島の場合、夕刻に多いという事なので、雨期でも楽しめる島といえます。
台風が近づく季節はやはり海が荒れるのでお勧めできませんが、台風の通り道としては出来立て位で通過するため、日本に台風が襲ってくるときのように発達しておらず、大きな被害につながるようなことはありません。

白砂のビーチ、まさしく南国!

島のビーチは真っ白な美しい砂なので、海が本当に美しいです。
沖に行くほどに青く濃くなっていく海は圧巻です。

ヤシの木がずらりと立ち並ぶ「ボウンティービーチ」は1キロにわたるビーチです。
ヤシの下の木陰で読書にふけるのもいいでしょうし、ビーチをお散歩するだけでも美しい海に癒されます。
ビーチサイトではマッサージを受ける事もでき、忙しい現代人に最高の癒しを与えてくれます。

この海にはマンタやハンマーヘッドシャークといった大物海洋生物が訪れる場所でもあり、ダイバーにとっても最高の場所です。
南国のお魚に会えるという事もありますし、マンタなど、普段見ることができない大物を見ることができるかもしれないとあって、多くのダイバーが期待一杯で訪れているのです。

日本ではまだなじみのないマラパスクア島ですが、現在世界各国から注目の島といわれていますので、これからさらに人気が出てくるでしょう。
日本からのツアーも組まれていますので、一度参加されてみるといいでしょう。

マラカニアン宮殿

故マルコス大統領の追放劇の舞台となった宮殿

私達日本人にとってはマラカニアン宮殿というと故マルコス大統領が追放される際、その舞台となった宮殿として記憶に残っています。
マラカニアン宮殿はフィリピン大統領官邸であり、フィピリンの歴史を見守ってきた場所でもあります。
この宮殿はスペイン人の貴族が夏の住まいとして1750年、建築されたもので1898年まではスペイン政府のフィリピン総督別宅として利用されてきました。

また米西戦争に勝利したアメリカにとっても、フィリピンを植民地として支配する中、総督官邸として使用したもので、この際、増築もされています。
1935年にはアメリカの下でフィリピン独立のためのフィリピン・コモンウェルス政府が設立されますが、その初代の大統領となったマニュエル・ケソンが入居した場所であり、それ以降、ずっとフィリピン大統領官邸として、現在に至ります。

故マルコス大統領とイメルダ婦人の贅沢三昧が明らかに

故マルコス氏がフィリピン大統領になったのは1986年2月です。
フィリピン国民の生活が困窮している時も、贅沢三昧を繰り返してきたマルコス夫婦でしたが、ついに宮殿から去らなくてはならなくなり、宮殿を去ってすぐに撮影された宮殿内はカメラに納められ全世界に発信されました。
絶対に入る事が許されなかった宮殿内に一般市民が乗りこみ、塀を超えていく映像は、かなりショッキングな物であったし、フィリピン国民の怒りがダイレクトに伝わってきました。

イメルダ婦人の数えきれないほどの靴が収容されていた靴の部屋、さらに贅を尽くしたドレスがずらりと並ぶ衣裳部屋の映像は、お金を湯水のごとく使っていた賄賂生活を明らかにするもので、フィリピン国民は怒りを新たにしたのです。
マルコス一族はハワイに亡命、そしてアキノ新政権が発足、私たちはこのマラカニアン宮殿で起きたことをオンタイムで見ることが出来ました。

マラカニアン宮殿は見学できる

月曜日から水曜日まではガイド付きツアーがあり、200ペソという入場料で見学できます。
木曜日、金曜日は自由見学となり、20ペソで見学できます。
マラカニアン宮殿はフィリピン大統領の暮らす場所でもあるので、服装は半そでよりも長い上衣、下は膝が隠れるもの、さらにサンダルはNGという事です。

カメラやビデオ、煙草、ライター、バッグ、帽子などが持ち込めません。
財布のみ、持っていくことができ、6歳未満のお子さんに関しても入場できないので、注意が必要です。

アキノ大統領の時代から博物館として一般公開されるようになったこのマラカニアン宮殿は、歴史的舞台となった宮殿です。
その歴史が動いた場所を今、見学できるという事はとてもいい経験になるでしょう。

スターシティ

マニラNO1のアミューズメント

年間300万人という入場者があるというマニラNO1のアミューズメント、スターシティは、それほど新しい施設ではないものの、バラエティに富んだ楽しさを味わう事が出来る施設です。
小さいお子さんが楽しめる乗り物、大人が絶叫するマシンなど、非常にバラエティに富んでいるのですが、このスターシティが面白いところは、日本のお祭りで登場する屋台で楽しめるような金魚すくいやヨーヨー釣り、ゲームコーナーなどがあるのです。

お祭りに行くと子供が好きなおもちゃをくじ引きでもらえる屋台がありますが、スターシティではコインを投げてお皿にうまく乗るとぬいぐるみがもらえるなどのお店があります。
アクセサリーやファッション用品を販売するお土産屋さんがあったりもするので、色々な楽しみ方ができるという特徴があります。
日本人がこのスターシティに行くと、昔懐かしいような、お祭りにきたようなそんな気持ちになります。

フィリピンらしい雰囲気を味わう事が出来る

マニラから少し車で走るとエンチャンテッドキングダムという比較的大きな遊園地があります。
もちろんこの遊園地も子供たちから人気がありますが、フィリピンらしい雰囲気があるというと、やはりスターシティです。
家庭的というか、昔ながらのイメージがあるというか、ちょっとほっとするような雰囲気を持っています。

またこのスターシティの施設はほとんどが2階建ての施設内、という構成になっているので、ムシムシと湿度の高い暑さを誇るフィリピンにあっても、非常に涼しく、いきなりザーッと降ってくるスコールに合う事もないので、夏場、フィリピンでは絶好の避暑地ともなっているのです。
スターシティは料金も安い、またマニラから近いという事もあり、人気を博しているというのも納得です。

安くて楽しめる、だから庶民がいつでも集う

入場料は150ペソ、乗り物乗り放題は350ペソ、とてもリーズナブルです。
休日ではなくても込み合っているという事なので、人気の高さがわかります。

入場料などのほか、一部スノーワールドやディノワールドなど別料金になるものもありますが、それでも十分安いといえます。
フィリピンは何でも安く楽しめますが、遊園地も安いとなると日本人としてはうらやましく感じます。
昔はスターシティといえば派手派手しい黄色の塔だったのですが、現在は水色で少し大人しい雰囲気になっているようです。

スターシティは、ロハス通りという通りを挟み、トレーダーホテルの真正面にあります。
他のホテルからもほど近いので、観光客もよく訪れる場所です。
スターシティ内ではお土産的な物も購入できるので、観光しながらちょっとここで古き良き日本の遊園地を楽しむような体験を、お子さんと一緒にされても楽しいでしょう。

コレヒドール島

マニラ防衛の要としての歴史

フィリピン、マニラのマニラ湾、そこにぽつんと浮かぶ小さい島があります。
そこはコレヒドール島、古来スペインの灯台と徴税所があり、1900年代からはアメリカが要塞として利用してきた場所です。

島の広さは長径6.4キロ、最大幅も800メートルという小さい島です。
島の各所には戦争の歴史の中では、太平洋戦争時、大砲が57門も設置され、マッカーサーを指揮官とする15,000人もの守備隊がここを陣取っていました。
アメリカ人は10,000人、5,000人はフィリピン人の軍属です。

当時ここには350メートルもある強大な兵隊宿舎であり、フィリピン1の映画館があったといわれます。
巨大な映画館に加えてゴルフ場、テニスコートなども備えられ当時としては類をみないほどの要塞となっていたのです。
このことを見ても、アメリカが当時、この島をどれだけ重要視していたのかわかります。
マニラ防衛の要として知られているこのコレヒドール島ですが、実はフィリピン全土、またアメリカが太平洋西部の覇者として知らしめるために必要な場所だったということです。

パターン半島の行進

1942年、日本軍はコレヒドール島の北側から総攻撃をかけます。
100門という大砲を備え、7000tというとんでもない数の砲弾をこの島に打ち込みます。
島はあっという間に焼野原となりました。
この年の正月明け、すぐに行われたこの攻撃にたまらなくなったマッカーサーは3月17日、真夜中に小型船でこの島から抜け出しオーストラリアにたどり着きます。

5月には島中央に掘ったトンネル要塞「マリンタトンネル」から出て降伏しました。
日本軍はフィリピンの軍属を開放し、残りのアメリカ軍兵士10,000人を捕虜とし、150キロという道のりを食べ物も飲み物も与えることなく歩かせ、しかもそのうちの半分、5,000人を処刑します。
歴史の中に残るパターン半島 死の行進です。

その後、戦況が逆転するとアメリカはすぐにフィリピン奪還を決め、コレヒドール島はまたしても戦場となってしまいました。
日本軍は6,000人という数の兵士がコレヒドール島に立てこもり、マッカーサーはこの地での屈辱の出来事を払拭すべく、艦砲射撃8000tを島に打ち込み、2,000人という数のパラシュート部隊を降下させ、銃撃戦を行います。

アメリカ軍は1945年2月16日、とうとうコレヒドール島に上陸を開始し、3月2日マリンタトンネルに立てこもっていた日本軍を撃破しコレヒドール島を奪還します。

日本軍の6,000人という兵士はマリンタトンネルで集団自決、26人だけが助かりました。
その中6人が女性看護師だったといます。

これから行くのは「お墓参り」

現在、マニラから高速船でコレヒドール島にわたる事が出来ます。
島全体が観光地として整備されて、船にはガイドが乗ってきます。
このガイドは2人いて、1人は日本語、1人は英語を話します。

日本語を話すガイドさんはこういいます。
「私たちが之から行くのはお墓参り」この方は元日本の軍属で、当時14歳だったということです。

アメリカにとっても、日本にとっても、5,000、6,000という尊い若者の命を奪った場所です。
まさしく戦争の生々しい歴史を感じられる地がこのコレヒドール島なんです。

キアポ教会

フィリピンで最も由緒ある教会「キアポ教会」

フィリピンには400年もの歴史を刻む美しい教会、キアポ教会があります。
17世紀につくられたといわれるキリストをかたどった木像「ブラックナザレ」の安置場所として有名で、この像には癒しの力があるとしてフィリピンはもとより、多くのキリスト教信者が世界各国から祈りをささげています。

1580年代後半に建築されたこのキアポ教会は、当時教会として建築されたのではなく、ヤシの葉の帽子を作る工房として建築されました。
1603年、火災で焼失しその後石造りの建物に建て替えられましたが、何度も火災や地震により再建築され、1933年に建築されたのが現存するキアポ教会です。

2つの鐘楼にクリーム色のファザード(建築物の正面のデザイン)、そしてこの教会の美しいドームは見る者の心を奪います。
教会の内装はいたってシンプル、華美な装飾などはありません。
しかし、祭壇の上部に安置されるブラックナザレはまさしく神々しく、くり色のローブに身を包み、十字架を背負い正座している姿は一度見れば忘れることができない姿です。

教会で行われるノナベの祝い

教会では毎週金曜日に、ノナベのお祝いが行われています。
この日は教会とその広場に信者が集い、一部の信者は敬虔さを表すかのように膝馬付きながら歩き、賛美の歌をささげ祈り続けます。
このノナベは大きな液晶スクリーンによって見ることができます。

キアポ教会がある周囲には、たくさんのお店が立ち並んでいます。
キャンドルや薬草などを販売しているお店もありますし、宗教画を販売していたり、占い師などがいたり、不思議な雰囲気があります。
占いなどが好きな方は、この辺りを散策するだけでも価値があるでしょう。

沢山の方が救いを求める地でもありますが、この辺りは多くの観光客が訪れる場所でもあります。
美しいキアポ教会の姿と、経験なキリスト教徒が多く集うナザレの像を見学に、この地を訪れるのもよい経験となるでしょう。

キアポ教会に行くには

キアポ教会はフィリピン、マニラの中心部にあります。
ミランダ広場の中にあり、タクシーやバスなどを利用していくこともできますが、この辺りは非常に渋滞が激しい地域でもあるので、電車で行くのが一番ストレスもない方法です。
マニラライトレール、カリエドという駅から境界までは徒歩ですぐの距離にあるので、電車で移動し、キアポ教会、そしてその周辺のお店などを楽しむといいでしょう。

毎日見学可能です。
ミサの時間などに関しては、キアポ教会のホームページで確認できます。
入場に関しては無料です。
教会の内部は撮影禁止となっていますが、入口からフラッシュなしで撮影する事は可能です。
この歴史深い美しい教会を訪れてみてください。

サンチャゴ要塞

フィリピン マニラの主要防衛拠点だったサンチャゴ要塞

16世紀に建設されたというマニラの主要な防衛拠点だったサンチャゴ要塞は、その後、軍事拠点や刑務所など、様々な用途に利用されてきたのですが、現在は、運タイの歴史、フィリピンの歴史を知る事が出来る重要な場所となっています。
この要塞はスペインに統治されていたスペイン占領前、フィリピンの最後の首長の要塞の上に建てられたものです。

ここからはマニラ湾を一望でき、防衛拠点として実に相応しい場所だったことがわかります。
暗黒の時代と呼ばれた第二次世界大戦時は、このサンチャゴ要塞に多くの捕虜が集められ、地下牢や水牢に入れられ、多くの捕虜たちが殺害されたという憤りを強く感じる建造物でもあるのです。

サンチャゴ要塞を見学しよう

サンチャゴ要塞は敷地内の建物や博物館、地下牢などを見学する事が出来ます。
2時間から3時間程度あれば、しっかり見て回る事が出来るでしょう。
ゲート上部には馬にまたがった木製彫刻、「聖ヤコブ」の像を鑑賞でき、さらにメインゲートには第二次世界大戦末期に壊滅的な被害を受け、再建された姿を見ることができます。

リサール記念館にはフィリピンの国民的英雄と呼ばれる「ホサリサール」のゆかりの品が展示されています。
彼は処刑されるまでフィリピンの独立運動に奮闘した人物で、フィリピンの独立を訴えていたホサリサールは処刑されるまでの2ヶ月間、このサンチャゴ要塞の牢獄に投獄されていました。

芸術作品から著書、ホサリサールが芸術家であり、医師であり、優れた才能を持っていたことを忍ばせる遺品類が展示されています。
ガラス製の壺に眠っているホサリサールの遺骨には、今も彼の命を奪った弾丸あとが残されています。
彼が投獄されていた独房はレプリカとして実際に入る事が出来ます。
この独房から彼は徒歩で、自らが処刑される処刑場へ(現在のリサール公園)歩みを勧めたのです。

リサール公園

サンチャゴ要塞の近くにある、ホサリサールが処刑された場所、元リサール公園は美しい公園です。
ランや熱帯植物を見ることができ、静かでのんびりとしたイメージの公演です。
都市部の中でアジア最大級と呼ばれるこの公園には、ホサリサールの像がありますが、このほど近くに彼の遺体が安置されています。
衛兵に守られている彼の遺体の安置場所から、少し離れたところが彼の処刑された場所です。

この公園には日本庭園、中国庭園があり、またラン園は1ヘクタールの広さを誇っています。
ロッキートレイル沿いの壁を登るのも楽しい出牛、ヒーリングストーンが敷き詰められた場所は、ぜひ、素足で歩いてみてください。
小さいお子さんが遊べる広場もあります。
サンチャゴ要塞に見学に来られた際は、ぜひ、フィリピンの英雄ホサリサールをしのび、またこの広大な公園でのんびり過ごしていってほしいものです。